紀伊半島一周ライド【二日目】
一日目の様子はこちら。
【二日目】
朝4時、寒さで目を覚ます。
眠りについたのが2時だったので睡眠時間は実に2時間半。圧倒的寝不足のまま支度をする。
朝飯。とにかくカロリーを摂ることと、なけなしの暖のコーンスープ。
今回の旅で記憶に残る食事のひとつ。
暗闇の中漕ぎ始める。この日の目標地点は伊勢。約200kmのライド。
日が明けるまでにいかに距離を稼ぐかが気持ち的には重要。
と思っていたが想像より早く日が昇った。
和歌山県の景勝地のひとつ、橋杭岩での日の出。周りには写真を撮る人たちもいた。
今日こそは日が暮れるまでに目的地に辿り着きたいと思い漕ぐが,,,
ばか眠い。
とにかく眠い。全く距離は進まない挙句道を間違えまくる始末。
それもそのはず、一日目は徹夜、二日目は2時間睡眠。このままでは動かん。
コンビニのイートインでカフェイン摂取と仮眠をとることにした。
少しでも寝ると本当に楽になる。三重県に向けての山の連続に備え、力を蓄える。
と、ここで携帯が震える。高校の同期から電話がきていた。
少し喋ると完全に目が覚めた。ひとり旅にとっては貴重な会話の機会だった。
道中で印象に残ったもの2選。ウミガメのいる道の駅と獅子巌。
和歌山の名所を堪能し、このあたりで三重県に突入。ただここからが地獄。
/山\
日が暮れるまでにここに辿り着きたい。
ただここから怒涛の山に襲われる。国道の本線が自転車通行止め。登坂道路をひたすら漕ぐ。目標まで約25km。
ただ峠なので着いてからさらに登る必要がある。
ビンディングから普通の靴に履き替え、峠を登る。けっこうキツい。石畳なので衝撃がモロに来る。
山の途中で座って休憩。
気が付くと寝ていた。山の真ん中で寝て遭難はやばい。足早に下山。
ここからは伊勢を目指す。今日の宿はネットカフェ。伊勢市のネカフェまで行く。
およそ70kmといったところ。
ただここからが地獄の始まりだった。
/ 山 \
和歌山とは比にならない田舎っぷり。街灯もない、コンビニもない山道をひたすら漕ぐ。ひたすらに。ただひたすら。
距離を確認しても5kmほどしか進んでいない、なんてことを繰り返す。
おっそろしい山。
道中、ハンガーノック気味になる。しかし休める場所などない。12月末、山間部、凍え死ぬには完璧。漕ぎ進めるしかない。本当に死にかけた。
コンビニ!コンビニまだか!
表れてくれた救いの神。ファミマ。いや。神マ。
できる限りのカロリーを摂ってリフレッシュ。暖も取る。
残り約50km。何度も寝かけながらなんとか伊勢の快活クラブに辿り着く。
この時雨が降り出そうとしていたので本当にギリギリのフィニッシュ。
ネカフェってすごい。シャワーもできるし洗濯もできる。そのうえ飲み放題。
ちゃんと寝転べる場所があることに感動。
ずっと読みたかったヒカルの碁。
しっかり読めないまま眠りにつく。
二日目はここまで。三日目 名古屋編に続く。
紀伊半島一周ライド【一日目】
前半戦のプランは以下の通り。
◆Day1 273km 2085up
大阪→潮岬/本州最南端
◆Day2 206km 1702up
潮岬→伊勢
【1日目】
2020.12.26 午前3時出発。
一睡もせずに出発。0時までのバイトの後のこの旅。
やはり深夜のライドは楽しい。永遠に明けないんじゃないかとも思える。
日が出ると間もなく和歌山県に到着。
海沿いを走る。和歌山県にはサイクリングロードが設置されていてサイクリストに優しい。(WAKAYAMA800と言うそう。バンド名か。)
この道に沿えば沿岸沿いを迷うことなく走ることができた。
和歌山県は基本的に平地続きだが、近道のために山を登らざるを得なくなった。
突然のみかん畑ヒルクライム
和歌山県ってまじでみかん生えてるんやって感動。この先もしばらくみかん畑が続く。
さすがはみかんで有名な有田市。
昼ごはんはすき家で牛丼を食べた。牛丼ファンはどこでも牛丼を食べる。和歌山は関係ない。
次は白浜を目指す。眠気がすごくて仕方ない。ここでエナジードリンクを投与。
日暮れまでには白浜で温泉に入りたい。そう思いペダルを踏む。
ギリギリ日の入りに間に合った。この夕焼けは本当に壮観。
白浜温泉に浸かってリフレッシュ。温泉のお食事処に一人で入店。肩身が狭い中海鮮丼を味わう。
宿泊地点まであと約60km。
ここからが本当に長かった。漕いでも漕いでも進まない。残りの数キロが永遠に感じられる。補給食の羊羹も底をつきて限界の状態で進む。
そしてついに本州最南端に到達。
凍えながらテントを張り就寝。
寝袋とエマージェンシーシートで寒さに耐える。外気温5℃。
この時点で夜1時。二日目は伊勢を目指す。
ひとりしゃぶしゃぶパーティー
こんにちは。今日は半額のしゃぶしゃぶ用肉に出逢ったので、ひとりでしゃぶしゃぶパーティーを開催しました。
晩に楽しみがあるとバイトも俄然やる気が湧いてきます。
帰り道にポン酢を買って帰宅。味ぽんです。
でも、一人暮らしの大学生が家でしゃぶしゃぶを楽しむには...?
そう。キッチンで立ってやるしかないのです。
ひとり立ち食いしゃぶしゃぶパーティー@自宅キッチン
一人なので何でもできます。皿の肉を独り占めできるのもポイント。
しゃぶしゃぶして...
ごまだれにつけて...
野菜を包んで米と共にいただく...
こんな幸せを独占できる一人暮らしはやはり至高。
米が止まらず丼ぶり二杯も食べてしまいました。
みんなでやることを一人でやることの変わった楽しみを味わえました。
一人暮らしの方はぜひ。